せっかくなので今回はがっつりと。

話が動いたのは分かるんだけど、何がどうしてそうなったのかはよく分かりませんでした。

ヴァサントが死んでしまったのはショックでした。いや、ヴァサントが死んでしまったことがショックだったというより、ヴァサントの退場があまりにあっさりしてたことがショックでした。またえらく軽い。

ヴァサントは髪おろすと美人だったんですね。乱れた髪とルスキニアを睨む視線のキツさが、なんとも色っぽかった。アデスの中では（比較的）思想が理解できたので、好きだったんですけどね。

それにアラウダも死んでしまいました。これもまたなんというか書きにくい。前作のルシオラみたいな位置なのかな、とは思うけど、どうにも印象が薄くて書きにくい。これもまた死が軽く感じます。

あとは・・・、あ、ルスキニアとサドリはやっぱり和睦なんて信じてませんでした。ヴァサントに撃たれたときのルスキニアの俊敏な動きを見る限り、前回もこの人はリリアーナがかばわなくても避けられたんでしょうね。むしろわざとリリアーナを消したのかな、と思うと地味にガッカリしました。

それでもリリアーナは仇であるルスキニアを殺すのではなく、ルスキニアの信じる理想に懸けることにしたんですよね。そこまでは分かるんだけど、どうして魔女と呼ばれるほど残虐な行為をするくらい、ルスキニアに傾倒したのかは納得できませんでした。まだ明かされてないだけなのかなぁ。

それにサドリも。少なくともファムが攻撃に巻き込まれるかもしれないことに、なんのフォローもされてなかったのが地味にガッカリしました。軍人ならば仕方ないとしても、ファムはいいんかいと。

あとグランエグザイル。まさかのサーラちゃんが生体キーという展開でした。・・・うーん、でもエグザイルって移民船なのに、どうして地球に残留したアデス連邦がエグザイルを動かせるんだろ？それにエグザイルを使った攻撃って、本体を落下させるだけじゃなく、ビームも撃てるんですね。

けどこの辺は前作を見てないと分からないことなのかもしれない。グランエグザイルの攻撃がアデス連邦軍にしか当たってないってのも皮肉なのかもしれない。最後のオーランわろてしまた。

そして最後はファム。・・・気付くの遅っ！！これが正直な感想です。しかもグランレースさえ出来ればいいという考え方を、ミリアが肯定してしまったこともガッカリしました。もう止まらなそう。