ちはやふる 第二十三首「しろきをみればよぞふけにける」
2012.03.19 *Mon
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ひとりじゃない。
私の涙腺のゆるさ半端ない。今回の試合は、勝者の試合を敗者の立場から見た試合でした。この作品はこういう視点もやってくれるのがいいですよね。負けたらそこで全てが終わるわけではないし、勝ちあがった人も色々なものを背負いながら戦ってます。もちろんモメユミ由美さんも。
千早は敗戦のショックから(なぜかロッカーに)閉じこもってしまいました。その千早を(ロッカーから)引っ張りだしたのは、・・・引っ張りだしたのは。もちろん太一や仲間達の言葉が大きなきっかけだったけど、”こうしてる今も戦っている人達がいる”と千早が自分で気付いたからでした。
由美さんの気持ちの切り替え方、恩師への想いを力にした坪口さん、闘争心ガリガリで戦う原田先生、精神攻撃が基本のS先輩。そしてそんな人達の試合を見つめる、敗退した選手達。
この、切ないような、悔しいような、嬉しいような、会場の空気がたまりませんね。ここに残って、自分を負かした相手の試合を見てる人達は、みんな強くなるんだろうなぁ、と思えてきます。
それに太一は新じゃないと千早を動かせないって思ってたみたいだけど、そんなことないんだー!!てことを千早自身が示してくれたのも嬉しかったです。何を言っても反応しなかった千早が、新の話をしたらドンドン言いだしたとしても、太一がいたから千早は動いたんですよね。
千早は「試合見にいかなきゃだめだよー!!」と言いながら、太一の腕を取って走り出しました。太一を引っぱっていく形をとりながら、自分のことを動かした千早。こういう役割って太一にしか出来ないですよね。太一が一緒に並んでくれてるからこそ、千早は安心して前を向ける。
そしてこのとき太一は乙女だった。あぁ、千早のことが好きだ・・・!と自覚する太一。さすが主人公兼ヒロインです。ここもいいシーンでしたね。千早かっこいかった。太一のことが好きだー。
一方、新。どんなに才能があっても、努力しつづけないと勝てない。努力しても勝てない相手がいる。これって凄くしんどいことですよね。村尾さんがもう本気になれないって言うのも分かります。私なんかは時間を置くしかないんじゃないかと思うけど、今の新はそうは考えませんでした。
どんなに後悔しても時間は戻らない。だから村尾さんにもまた走り続けていてほしい。・・・うん、こういうこと言われるのキツいときある。悪気は無いのは分かるし、新の必死さも伝わってくるんだけど、でももうそんな気になれないんだよ、て気持ち。それでも新を応援したくなるのだけど。
村尾さんには帰ってきてもらえなかったけど、新がボコった小学生男子は「今のぼくじゃ相手にならないけどぉぉぉきっと強くなるからぁぁぁこれからも試合してくださいいいぃぃぃぃぃ」と言ってくれました。私はこの子に泣かされた。希望以外の何者でもないよ小学生。かわいすぎるよ小学生。
毎回素敵シーンが多すぎて書ききれません。千早・太一・新の関係もいいし、かるた部の関係もいいし、それぞれが所属する会派の関係もいいし、新しい関係を築こうとしたら今の仲間の大切さを実感したってのもいい。机君の発言はいちいちイケメンで困ります。惚れてまう。
最後にぼそり。
今回のアニメでは名人は出てきそうにないのが残念です。
寂しいのでコミック表紙から引っぱってきてみました。なんかこえぇ。
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オゾン層!
地震が多い・・><。
バタバタしてたので更新明日で~^^;
『ちはやふる』 第二十三首 しろきをみればよぞふけにける
師匠の期待が重い・・でも、この期待がなければとっくに逃げていた。
負かした相手の悔しさを思い、
また改めて「逃げない」覚悟...
2012/03/19(月) 14:28:17 | マイ・シークレット・ガーデン vol.2 [Del]
→チハヤさん、モメユミに負ける。→ユーミンの調子が良くなる、チハヤ涙目ユミ:逃げない。須藤:美人は坊主が似合うらしいし。原田:なんの話。早く敗退したら坊主になる?じゃあ...
2012/10/25(木) 17:29:21 | ぺろぺろキャンディー [Del]
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