坂道のアポロン 第10話「イン・ア・センチメンタル・ムード」
2012.06.21 *Thu
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優しくて、傷付いて。
千太郎は行ってしまいました。薫に「自分には居場所が無い」と笑いながら言ってたことがあったけど、今思えば千太郎自身の弱さを見せたのは、あのときだけだったかもしれないですね。
憧れていた兄、一目で恋に落ちた人、自分を慕ってくれる小さな兄妹たち、自分を引きとってくれた叔母、不器用だけど気の合う仲間、小さな頃から傍にいてくれた妹。自分の周りにいてくれた人達は、みんな自分よりも大切な人を見つけてしまったと、千太郎は感じたのでしょうか。
千太郎は黙っていても人を惹きつける男で、強くて、動じたりもしないけど、一方では人の痛みに敏感で、繊細で、他人の気持ちを優先してしまうところがありました。(たぶん)初めて好きになった百合果さんに対しても、いつも千太郎は百合果さんの気持ちを気にしてましたよね。
それは”初めて好きになった相手だから”だからだと思ってたけど、そうではなくて千太郎という人間は、自分といる人がどう思うのかを気にしてしまうのかなぁ、なんて考えてしまいました。初恋の相手(片想い)にいきなりキスしちゃった人もいるってのに、千太郎は優しすぎるなぁ・・・。
文化祭が近づいて、あんなに楽しそうにしてたのに、世話になっていた家族のお父さんが帰ってくると聞いたら、すぐに姿を消してしまった千太郎。でもこういう去り方をされると、残された方は辛いんですよね。さよならはちゃんと言わないと、全方位に傷付くのよ、てばっちゃも言ってた。
千太郎のニッコリ笑顔がまた似合ってなくて、胃を締め付けられて、薫の公開告白成功とか頭から吹っ飛びました。前回の文化祭での伝説的なパフォーマンスを超えるものを、観衆も視聴者も期待しちゃってるんだから、ちゃんと帰ってこないとみんな泣いちゃうぞ千太郎-・・・。
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『坂道のアポロン』
♯10 イン・ア・センチメンタル・ムード(In A Sentimental Mood )
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2012/06/22(金) 23:04:39 | マイ・シークレット・ガーデン vol.2 [Del]
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