坂道のアポロン 第12話「オール・ブルース」(最終話)
2012.07.04 *Wed
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君の隣で。
いやぁ、綺麗に終わりましたね~・・・。キラキラしていて、痛みを伴うものでもあった、高校生時代。そして、大人になって、日々追われるように過ごしながらも、無くしたと思っていたものを取り戻して、また眩しい空の下で、一緒に笑い合える。嬉しくて、胸が痛くて、泣けてきました。
高校生時代。千太郎の突然の失踪は、薫とりっちゃんの仲にも、微妙な距離を作りました。まぁ一緒に勉強しようと誘ったりっちゃんの精一杯の心遣いを、薫の言葉と態度が台無しにしていたのは、薫さんらしいなぁとちょっと安心してしまったわけですが。さすが薫さんぶれない。
けど2人の別れのシーンは良かったです。窓越しに別れと感謝の言葉を叫ぶ薫と、黙って聞くりっちゃん。薫が東京に出発するとき、りっちゃんが追いかけてきて、薫はその姿を目に焼き付ける。薫とお母さんの別れを思い出しました。いつの時代も駅は別れの名場面になりますね。
このシーンは、薫が暮らしていた家の娘さんと奥さまとりっちゃんパパも見送りに来ていて、とてもいい味を出してました。りっちゃんパパがそっと涙をふく姿が、結構涙腺に来てしまいました。
そして8年後。・・・全員が夢を叶えていて、ちょっと嫉妬しましたとも。
医者になっていた薫は、病院で偶然百合果さんと再会します。随分雰囲気は変わっていたけど、淳兄との仲も順調だったようで、お腹に小さな命を宿していました。ただし淳兄は出ない。
百合果さんは、今はピアノを弾いていないという薫の言葉に寂しそうな顔をした後、千太郎の行方に関する重要な手がかりをくれました。手がかりというか、そのまま答えだったというか。
おそらくりっちゃんに「薫が千太郎の元へ向かった」と教えたのも百合果さん。「黙っていてほしいけど、見つけてほしい」と思ってそうだった千太郎のために、百合果さんは最大限の役割を果たしてくれた気がします。今の百合果さんなら、千太郎の当時の気持ちも分かるんでしょうね。
薫と千太郎の再会の挨拶は、この2人らしく、言葉よりも音楽で語られました。なんの打ち合わせも無く、一発で音を合わせられるんだから凄い。また2人でセッションが出来て、坂を2人で笑いながら駆け下りていった先には、りっちゃんがいて。こんなに幸せな結末はなかったです。
スタッフ・キャストの皆様、演奏された方々、本当にお疲れさまでした。それに主要キャストの木村良平さん、細谷佳正さん、南里侑香さんの声は、とても好きな声だと気付きました。感謝。
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オゾン層!
最後まで、涙、涙でした〜
『坂道のアポロン』 ♯12 オール・ブルース(All Blues ) 最終回
薫は、ひとりになりに来たんじゃないのかな?
それなのに、屋上は以前と
2012/07/04(水) 15:13:04 | マイ・シークレット・ガーデン vol.2 [Del]
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