スマイルプリキュア!第27話 「夏のふしぎ!?おばあちゃんのたからもの」
2012.08.24 *Fri
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宝物。
やだ・・・ウルフルンさんかわいい・・・
季節感があって、とてもいい話でした。夏特有の”おばあちゃんの田舎”のキラキラ感が、すごく胸に染みました。川のせせらぎ、水面に反射する太陽の光、森の大きさ、軒下で食べる夏野菜、夕方から夜・朝の表情、膝を付き合せてする花火。”夏”の質感が伝わってきました。
田舎に1人で暮らすおばあちゃんに、一緒に暮らそう?と問いかけるみゆき。どうして?と聞けば、ここには宝物があるから、と答えるおばあちゃん。おばあちゃんの答が理解できないみゆき。
この時点で結論は出てるんですよね。おばあちゃんがなぜここにこだわるのか、という理由が分からないだけで。そして、その理由をみゆき達が理解していく流れが、とてもとても素敵でした。
いいことも悪いこともあるけど、頑張ってればいつか幸せになれるのよ、というおばあちゃんの言葉。正直、歪んだ人間(自分)には受け入れられない言葉だったのに、なんだろうあの説得力。
ウルフルンが絶望させようとしても、おばあちゃんがそう言い放った時点で、もう勝負はついていました。誰もが「負けた」と思ったんじゃないかなぁ。多分ウルフルンさんもそう感じたけど、そんなこと認めるわけにはいかないよね、男の子だもの。”おばあちゃんと孫”のもう一つの姿でした。
そしておばあちゃんの言葉を強調させる、目には見えないけど、とても大きくて、温かい存在。おばあちゃんのために力を使ったのに、最後まで姿を見せないところがイケメンです。自然の力と言われればそうなんだけど、実際ウルフルンさんには見えていた、て流れがあったのが上手い。
騒動の後、再び語らうおばあちゃんとみゆき。おばあちゃんの宝物がなんなのか、みゆきは理解できたはずだけど、言葉にはしませんでした。感覚で気付けたときって、言葉には出来ないだろうし、言葉にしたら消えてしまうような存在で。そういう感覚が分かるみゆきは素敵な子です。
おばあちゃんの言動って、知らない人・・・というか、身近で接してない大人から見たら、ちょっと怖いですよね。それだけに、みゆきのこういう柔らかくて温かい気持ち、大事にしたいです。
最後に。今回は無性に泣かされました。豊かで大きな自然、厳しくも温かい存在、そこに生きるたくさんの命。なんにでも現実の出来事と繋げてしまうのは良くないと思うのだけど、なんかほんと申し訳ないというか、帰ってきてくれるのかなぁというか。こういう場所も、大事にしたい。
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