ジョジョの奇妙な冒険 第12話「柱の男」
2012.12.30 *Sun
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誘い笑いのプロ。
グロ耐性の低い私には、少し辛い場面もあったけど、今回はかなり素直に楽しめました。第1部の「恐怖!ゾンビに襲われた街!」て辺りは古典ホラー映画のような雰囲気だったけど、今回は白黒時代のスプラッタ映画のような雰囲気でした。SEと影の動きだけでゾワゾワ来る。
そして今回は、シュトロハイム劇場でもあったのです。第1部で、天井テンションを維持したまま、長台詞を喋るディオは凄いなぁと思ったものだけど、このシュトロハイムも、天井を突き抜けて頭が出てる位のテンションを維持したまま、喋り倒してました。あぁ、すごく分かりにくい例え。
真骨頂はシュトロハイムの爆笑シーン。あれだけ場の空気を読めてない爆笑なのに、視聴者的には不自然どころか、つられて笑ってしまうくらい、あの笑いはシュトロハイムそのものでした。
本人的には大真面目なんだけど、視聴者的にはシチュエーションのおかしさに笑っちゃう。そういうところがジョジョなのかなぁ、なんて思ってます。てこんなこと言っていいのかわからんけど。今ではネタとして浸透した台詞であっても、登場人物達には真剣に言っていてほしいのですよね。
そういう意味でシュトロハイム少佐は完璧。ものすごい笑えるけど、本人的には超真剣。飲んどる場合かー!は感動した。意外と祖国を想う軍人らしいシュトロハイムにうっかりキュンとした。
こういう人が目立ってくると楽しいです。戦闘は解説聞いても正直よく分からないから、解説にこだわらすに粛々と戦闘してくれてもいいなぁ。原作未読の人間なんか置いてけぼりでええねん。
そんなわけで、柱の男サンタナの能力は、結局よく分かりませんでした。
それでも。石像の状態から血を噴き出す場面、仮面の男を食い尽くしてしまった場面、自分の骨格をバキバキにして酸素供給口に潜りこんでいく場面、兵士の眼球から潜り込んで膨らむ場面、どれもおぞましくて、圧倒的に力強い。このキャラにはこの印象を抱いてればいいはず。
そして主人公ジョゼフ。ジョゼフは本人のノリもネタっぽくて、正直苦手だったんだけど、今回はそういう違和感はなかったし、素直にかっこいいと思えました。単純に慣れたのかもしれない。
ジョゼフだと気付かないヒロインの前に立って、サンタナの攻撃をシュトロハイム()の髪で華麗に弾く!原理なんて分からなかった!でも光のオーラ的なものをかざすジョゼフがかっこよかった!
最後に。EDから完全に第1部メンバーの姿が消えました。
ひとつの時代が終わり、また新たな時代が作られる。こんな世代交代なら希望が持てます。
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