銀河へキックオフ!! 第33話「勝利の行方」
2013.01.12 *Sat
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決着。
※次回は(たぶん)総集編です
サッカーの本質である楽しさはもちろん、スポーツの楽しさや、アニメの楽しさまで再確認させてくれたような、心から熱くなれて、泣かされたお話でした。私はやっぱりこういう話が大好きです。
あぁ、サッカーっていいなぁ。試合を見てた花島コーチの「くそー!サッカーやりてぇ~!!」て言葉が、全てを物語ってますよね。見てるだけで楽しくなれる、自分も現場にいたくなってしまう。
今回は作画も力入ってました。足元でボールをさばく、カーブ際に芝に足をとられる、パスの出し手と受け手のタイミング、そして身体のバランスを崩しながらの強烈なシュート。たまらん。
それぞれが思うこと、目指す夢を、しっかり見せてくれるのもいいですよね。勝者も敗者もいるけど、そこには正義も悪もなくて、それぞれがそれぞれの背景を背負いながら、必死に戦ってて。
その象徴が景浦さん。いやこの人はもともと存在感強かったけど。でも余裕こいて相手を挑発して華麗に負けるだけじゃなくて、自信を持っていたのは自分の実力ではなく他人(コーチ)の戦術だった、て気付く辺りは人間臭くて好きになりました。ちゃんと生きてるし考えてるなぁ、と。
そのことに景浦さんが気付くきっかけになったのが、自由な発想と個人の技術を融合させたプレデターだった、てのもいいですよね。すごく複雑なことやってるのに、好きでやってるから楽しそうだし、楽しんでやってるから楽しんでやってない自分は読めない。そして伝染していく高揚状態。
なんでそんなに楽しそうなんだよ!て怒りが、じゃあ自分も楽しんでやってやる!ていう力になって、表情が変わっていった景浦さん。そういうプラスのテンションがチームに伝染していって、いつのまにかあんなに冷静に指示していた監督までが、熱くなって、大声出して、身体が動いて。
そんな風にお互いが熱くなって、お互いが全力出してる試合は、見てる方も楽しいですよね。試合を見にいっても大声を出さない人でも、そこだー!いけー!とか言っちゃう感じです。
とにかく自分が変われるような試合というのが本当にあって、そういう”一大事な試合”という感覚を思わせてくれたのが、この決勝戦でした。この試合に関わった人全員にドラマがあって、その人々をちゃんと描いてきたからこそ、自分に近い感覚を持つキャラに共感もさせてくれるという。
私の場合はそれが代表なのですけども。でも、これだけ一人一人を丁寧に描いてこれたのは、それだけの尺があったからこそだろうけど、それでもここまで着実に積み重ねてきてくれた製作陣に、感謝したいです。これだけの熱い試合を見せてくれてありがとう。本当にお疲れ様でした。
・・・あ、締めそうになってしまった。今回最終回のような雰囲気だったので、つい。
何度も危機を救ったタギー、自信を持って声を出すれいかちゃん、景浦と対峙しながらも全体を見渡す鳳、翔の脳内俯瞰図、みんなに見せ場がありました。エリカは自分のミスから失点してしまったけど、この失敗を取り返す!と前を向いた表情は、久々に見るエリカの強さでした。
けど、一番印象的だったのは虎太。花島コーチが見せた一発を思わせるような、強烈なボレーシュートを決めた場面と、試合後3Uにポーズを決める虎太達には泣きました。今でも一員なんだって思えることが、今やりたいことから離れてる3Uに、どれだけ力強かったかと思うとぉぉぉ
そして最後の景浦さん。全力で戦って、全力で悔しがる背中って、なんであんなにかっこいいんだろか。とにかく最高の試合でした。景浦さんが敵で終わらなくて良かったです。みんな大好き。
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