電脳コイル 26話
2007.12.05 *Wed
「優子と勇子」
処理能力が遅い私の頭ではついていくのがやっと(←ついていけてない部分多し)の電脳コイルでしたが、ついに最終回です。イサコを取り戻すためにヤサコがふんばっているのが見たかった私には大満足でした。でもやっぱり難しいですね。私なりに頑張ってはみましたが、たぶん色々間違ってると思う。
前回気になる終わり方をした、4423を探すヌル。(←あの黒い人影がヌルっていうのに最終回で気付いた)これは、電脳メガネを医療の世界に持ちこみ、自身もお医者さんだったヤサコの祖父でした。イサコの兄である信彦は交通事故の後すぐに亡くなってしまい、それを受けいれられなかった幼いイサコは意識をとざし、そのイサコを電脳世界で治そうとしてつくった治療空間、その空間の名前こそが4423号室。
あっちの世界から現実へとイサコを呼び戻すために、おじじは大人がその世界へ行くと危険だということを承知の上で、イサコを探すためにさまよっていたところを、でんすけと迷い込んだ幼いヤサコと出会ったようです。真っ黒い影だったものが、孫のヤサコだと分かった瞬間に影がぱーっと晴れて、やさしげなおじいさんの顔になったのはちょっと鳥肌。顔は友蔵似です。
そこでヤサコはおじじからでんすけのあの首輪を受けとります。結局でんすけの道案内で幼いヤサコは元の世界へ帰れたんですが、このときおじじから言われた「孫のことを頼んだぞ」という言葉をおじじがどんな気持ちで言ったのかを感じとって、あれほどヤサコも京子も守ってくれたのかな。もちろん最後はでんすけの意志だったと思うけど。
この自分の記憶を見届けた現在のヤサコも元の世界に帰らないといけないわけですが、そこに現れたのはイリーガルのような一つの黒い影。それはやがてでんすけの形に。電脳ペットが死んだ後には行く場所がある、というのも聞いた気がしますが、でんすけはどこまでもヤサコを守ってくれるんですね。
ヤサコはこのとき初めて自分を命がけで守ってきてくれたでんすけにありがとうが言えて、最後の別れをします。でんすけはほんと最後まで泣かせる子です。ヤサコを現実の世界へと導いて、その姿を見送っていたでんすけは再び黒い影になってしまっていたけど、でんすけはどこにいてもでんすけだよ・・。
さて戻ってきたヤサコ。そこにはおばちゃんとハラケンがいたわけですが、イサコとあの世界の真実を聞いて、分離しかけた身体でイサコを救うために大黒市へと向かいます。そこにかっこよく現れたのは完全に存在を忘れていたヤサコ父!!1番って、どんだけ昔から弱み握られてたんだ。でも、ヤサコの分離もささっと治しちゃうし色々裏で動いてたらしいし実は重要人物だったパパに感動した。
そしていよいよイサコ本体のもとへ。猫目の攻撃は続いていましたが、兄にこれ以上悪いことをさせたくないタケルが猫目の攻撃を押さえ込んでくれました。現実的には唯一の身内のような兄を止めるのはタケルにとってもつらいことなのに、なんかやっぱりヤサコ×タケルは好きだなぁとか考えててどうもすみません。
そんなタケルの協力のおかげでイサコのもとへたどりつけたんですが、すでにイサコはほとんどあっちの世界に身体が持っていかれてる状態。かなり危険な状態のなか、再びヤサコはイサコのもとへ。イサコもヤサコの声に反応を見せます。でも、そこで分かった真実は、イサコにとってもヤサコにとってもつらいことでした。
兄だと思っていた「4423」は実は兄自身では無かったこと。この空間から別れようとしていたときにヤサコが4423にキスをしたことで、兄を奪われたくない→居場所を失いたくないという思いになり、その結果ミチコさんが生まれてこの場所も残ってしまったこと。
これはイサコだけがこの世界をつくりだしたわけではなくて、きっかけはヤサコだった、ということかな?カンナのこともあったし、ヤサコにとっても重い事実です。でもここにいる4423は本物でなくとも、見せる感情はとても優しいもの。ミチコさんにもこの4423にも感情があって、ミチコさんが自分を壊さないで、というイサコの叫びににも似た感情をぶつけてきていたのはずっしりきました。
4423の顔もこのとき初めてはっきり映し出されて、現実へ向きあおうとするイサコを助けてくれます。想像以上のかっこよさに惚れた。本物の兄では無かったとしても、イリーガル自体が人の感情を拾い上げたものなんだとしたら、この人は確かに信彦の心を持っていたんだと思います。
イサコとヤサコは自分の気持ちを打ち明けあうことで距離は近づき、元の世界へ戻ります。ギリギリまでイサコを助けようと勇ましく頑張ったヤサコと、ギリギリまでもっと優しい場所にいたかったイサコ。ヤサコが「勇子の勇は勇ましいの勇!!」と呼びかける場面は名シーン。
無事イサコが帰還した後に、ヤサコとハラケンが、ヤサコがたびたび感じた痛みについて語っている場面もあったんですが、あの痛みはなんだったんだろう、とつぶやくヤサコにハラケンが頬を染めてそれは初恋だったんじゃないか、と答えます。・・え?ヤサコがイサコに?それって百ryと一瞬混乱しましたが、あの「4423」のことだろうなぁ・・。
さて時間はたち、ヤサコ達は中学生に。中学生バージョンのフミエ達もちらっと映ってましたが、ぶかぶか制服のダイチが異常にかわいかったです。他のメンバーも映ってたはずですがハラケンの制服姿とか見逃しちゃったよー・・。タケルも、おばちゃんが世話やいてるような感じ。
その猫目は結局最後まで救われないままだったな・・。でもまたメガマス本社ぶっつぶそうと復活してくれそうな気もします。本社に不具合を公表させることを約束させたとヤサコ父は言ってましたが、倒されたわけではないし。
そしてメガ婆。おじじの最期を知った(思い出したのかも)ことで一瞬見せた、なんともいえない表情が印象的でした。メガ婆がいなかったらイサコを救えなかっただろうし、おじじも幼いイサコを命がけで助けてるし、この夫婦は影の主役といっていいくらいの働きっぷりでした。
そのイサコは一人金沢に戻ったようです。友達とか親友とか言うのは恥ずかしいけど、「仲間」ならそれがいい。という久々のイサコらしさが妙に嬉しかったです。
途中で中断したりイリーガル番外編3連発とかがあったのは(しょうがないんだけど)残念でしたが、すごく面白いアニメでした。次の話が待ち遠しい、てくらい好きになれたのは久々だったような気がします。私の頭だと終盤近くの話はもう少しじっくりやってほしかったという思いもありますが、それだとゆるくなっちゃってたのかな。
で、早速ですが次週から再放送だそうです。もう1回まとめて見たいとは思ってましたが再放送早っ!!伏線は1話から張ってあったらしいのでまた見ちゃいそうですが、これ年末年始とかでまた中断するんじゃ?と思うと一度に5話くらいまとめて放送してくんないかなぁ、とか思ったりして。いい作品でした!!
処理能力が遅い私の頭ではついていくのがやっと(←ついていけてない部分多し)の電脳コイルでしたが、ついに最終回です。イサコを取り戻すためにヤサコがふんばっているのが見たかった私には大満足でした。でもやっぱり難しいですね。私なりに頑張ってはみましたが、たぶん色々間違ってると思う。
前回気になる終わり方をした、4423を探すヌル。(←あの黒い人影がヌルっていうのに最終回で気付いた)これは、電脳メガネを医療の世界に持ちこみ、自身もお医者さんだったヤサコの祖父でした。イサコの兄である信彦は交通事故の後すぐに亡くなってしまい、それを受けいれられなかった幼いイサコは意識をとざし、そのイサコを電脳世界で治そうとしてつくった治療空間、その空間の名前こそが4423号室。
あっちの世界から現実へとイサコを呼び戻すために、おじじは大人がその世界へ行くと危険だということを承知の上で、イサコを探すためにさまよっていたところを、でんすけと迷い込んだ幼いヤサコと出会ったようです。真っ黒い影だったものが、孫のヤサコだと分かった瞬間に影がぱーっと晴れて、やさしげなおじいさんの顔になったのはちょっと鳥肌。顔は友蔵似です。
そこでヤサコはおじじからでんすけのあの首輪を受けとります。結局でんすけの道案内で幼いヤサコは元の世界へ帰れたんですが、このときおじじから言われた「孫のことを頼んだぞ」という言葉をおじじがどんな気持ちで言ったのかを感じとって、あれほどヤサコも京子も守ってくれたのかな。もちろん最後はでんすけの意志だったと思うけど。
この自分の記憶を見届けた現在のヤサコも元の世界に帰らないといけないわけですが、そこに現れたのはイリーガルのような一つの黒い影。それはやがてでんすけの形に。電脳ペットが死んだ後には行く場所がある、というのも聞いた気がしますが、でんすけはどこまでもヤサコを守ってくれるんですね。
ヤサコはこのとき初めて自分を命がけで守ってきてくれたでんすけにありがとうが言えて、最後の別れをします。でんすけはほんと最後まで泣かせる子です。ヤサコを現実の世界へと導いて、その姿を見送っていたでんすけは再び黒い影になってしまっていたけど、でんすけはどこにいてもでんすけだよ・・。
さて戻ってきたヤサコ。そこにはおばちゃんとハラケンがいたわけですが、イサコとあの世界の真実を聞いて、分離しかけた身体でイサコを救うために大黒市へと向かいます。そこにかっこよく現れたのは完全に存在を忘れていたヤサコ父!!1番って、どんだけ昔から弱み握られてたんだ。でも、ヤサコの分離もささっと治しちゃうし色々裏で動いてたらしいし実は重要人物だったパパに感動した。
そしていよいよイサコ本体のもとへ。猫目の攻撃は続いていましたが、兄にこれ以上悪いことをさせたくないタケルが猫目の攻撃を押さえ込んでくれました。現実的には唯一の身内のような兄を止めるのはタケルにとってもつらいことなのに、なんかやっぱりヤサコ×タケルは好きだなぁとか考えててどうもすみません。
そんなタケルの協力のおかげでイサコのもとへたどりつけたんですが、すでにイサコはほとんどあっちの世界に身体が持っていかれてる状態。かなり危険な状態のなか、再びヤサコはイサコのもとへ。イサコもヤサコの声に反応を見せます。でも、そこで分かった真実は、イサコにとってもヤサコにとってもつらいことでした。
兄だと思っていた「4423」は実は兄自身では無かったこと。この空間から別れようとしていたときにヤサコが4423にキスをしたことで、兄を奪われたくない→居場所を失いたくないという思いになり、その結果ミチコさんが生まれてこの場所も残ってしまったこと。
これはイサコだけがこの世界をつくりだしたわけではなくて、きっかけはヤサコだった、ということかな?カンナのこともあったし、ヤサコにとっても重い事実です。でもここにいる4423は本物でなくとも、見せる感情はとても優しいもの。ミチコさんにもこの4423にも感情があって、ミチコさんが自分を壊さないで、というイサコの叫びににも似た感情をぶつけてきていたのはずっしりきました。
4423の顔もこのとき初めてはっきり映し出されて、現実へ向きあおうとするイサコを助けてくれます。想像以上のかっこよさに惚れた。本物の兄では無かったとしても、イリーガル自体が人の感情を拾い上げたものなんだとしたら、この人は確かに信彦の心を持っていたんだと思います。
イサコとヤサコは自分の気持ちを打ち明けあうことで距離は近づき、元の世界へ戻ります。ギリギリまでイサコを助けようと勇ましく頑張ったヤサコと、ギリギリまでもっと優しい場所にいたかったイサコ。ヤサコが「勇子の勇は勇ましいの勇!!」と呼びかける場面は名シーン。
無事イサコが帰還した後に、ヤサコとハラケンが、ヤサコがたびたび感じた痛みについて語っている場面もあったんですが、あの痛みはなんだったんだろう、とつぶやくヤサコにハラケンが頬を染めてそれは初恋だったんじゃないか、と答えます。・・え?ヤサコがイサコに?それって百ryと一瞬混乱しましたが、あの「4423」のことだろうなぁ・・。
さて時間はたち、ヤサコ達は中学生に。中学生バージョンのフミエ達もちらっと映ってましたが、ぶかぶか制服のダイチが異常にかわいかったです。他のメンバーも映ってたはずですがハラケンの制服姿とか見逃しちゃったよー・・。タケルも、おばちゃんが世話やいてるような感じ。
その猫目は結局最後まで救われないままだったな・・。でもまたメガマス本社ぶっつぶそうと復活してくれそうな気もします。本社に不具合を公表させることを約束させたとヤサコ父は言ってましたが、倒されたわけではないし。
そしてメガ婆。おじじの最期を知った(思い出したのかも)ことで一瞬見せた、なんともいえない表情が印象的でした。メガ婆がいなかったらイサコを救えなかっただろうし、おじじも幼いイサコを命がけで助けてるし、この夫婦は影の主役といっていいくらいの働きっぷりでした。
そのイサコは一人金沢に戻ったようです。友達とか親友とか言うのは恥ずかしいけど、「仲間」ならそれがいい。という久々のイサコらしさが妙に嬉しかったです。
途中で中断したりイリーガル番外編3連発とかがあったのは(しょうがないんだけど)残念でしたが、すごく面白いアニメでした。次の話が待ち遠しい、てくらい好きになれたのは久々だったような気がします。私の頭だと終盤近くの話はもう少しじっくりやってほしかったという思いもありますが、それだとゆるくなっちゃってたのかな。
で、早速ですが次週から再放送だそうです。もう1回まとめて見たいとは思ってましたが再放送早っ!!伏線は1話から張ってあったらしいのでまた見ちゃいそうですが、これ年末年始とかでまた中断するんじゃ?と思うと一度に5話くらいまとめて放送してくんないかなぁ、とか思ったりして。いい作品でした!!
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こちらは感想です。内容は前半・後半。思いついたままに書き連ねます。落ち着いたらまとめたいと思います。まだ訂正・追記するかもしれません。4423はイサコの患者ナンバー。そしてイサコの病室。兄の死を知らされたショックで心を閉ざしたイサコの治療のため設置された実...
2007/12/06(木) 01:17:43 | からまつそう [Del]
サヨナラが言えたよ――。
ひとの心の痛みから生まれた影が、イリーガルだったのか知れない。
さよならできなくて…そんな思いが生み出した存在たち。
それでも子供たちは、明日に歩いていかなくてはいけない。
痛み
2007/12/06(木) 01:21:26 | SeRa@らくblog [Del]
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