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続 夏目友人帳 第2話

2009.01.18 *Sun
春を呼んだ雪うさぎ。

1期もそうだったんですが毎回涙腺がゆるんでしまうので、色々準備してから見始めないと後悔することになりますね。泣き顔がきれいなのは限られた人というわけで、今回は透明で綺麗な涙を流す妖たちの話です。(←むりやり)
この話も私はなんでか玄が女性で翠が男性というイメージでした。名前の響きで分かりそうなもんなのに意外と気付かないもんです。勘違いって多いデスヨネー。・・・ほんとびっくりした。

ただ玄は男性だったからこそ良かったです。線が細くて(この作品のキャラはみんな細いけど)頼りなげで儚げで、ほろほろ泣いてしまうような玄が男性だったからこそ、悪霊になってしまった翠との話に説得力がありました。

その土地を守っていて神様として崇めていたのに、人間の都合で壊したり傷つけたりすると神様が怒ってしまう。こういう話は昔からありますよね。こういうなじみ深い話だからこそ、どこか罪悪感を感じながら見てしまったのかも。

「神様」だって想いが伝わらないと悲しいし、誰かに捨てられたら怒りがわくし、大切な人が傷つけられたら傷つけた相手を許せないと思う、そういう当たり前の話なんですよね。

翠はあんなに尽くした人間に裏切られた怒りもあったろうけど、悪霊になるまで人間を憎んだ一番の理由は、玄と引き離されて二度と2人で並ぶことができなくなってしまったからだったと思います。

もし隣に玄がいたら、自分を傷つけて打ち捨てていった人間たちを悲しくは思うだろうけど、あそこまで憎み続けることもなかったんじゃないのかな・・・。まぁこれは綺麗すぎる妄想かもしれないですね。

悪霊化したことで人間たちに復讐することはできたけど、その結果封印されて、憎しみが消えなくて、やりきれない寂しさで苦しくて・・・。翠の気持ちの描写は玄ほどはなかったんですが、その苦しみはすごく伝わってきました。

翠も玄もお互いが大事だったのは同じだったのに、行く道が違ってしまった。でも最後は2人が一緒に消えていくことができて、それはすごく悲しいことなんだけどすごく救いのある結末でした。

夏目が名前を返すのではなく、夏目に名前を奪ってほしいと言ったのは玄が初めて?悪霊化しそうになっていた玄が夏目を傷つけたくなかったからこその言葉だと思うと重い言葉です。とても優しくて悲しい2人でした。
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