前回キョーコは「敵に塩を送る」を地でやってしまったうえ、キョーコのメルヘン妄想癖をよく知っている尚の罠にもかかって、完全にキョーコの正体はバレてしまいました。

ただ尚にとってはキョーコが復讐のためにここまで来たことを評価はしても、なにか出来るとも思ってないので、キョーコをこの仕事から降ろすようなこともしませんでした。このへん尚のいい性格がでてますね。

宮野さんの演技が良くて、尚がこういうこと言ってるときのしゃべり方はほんとにイライラさせます。初めて聞いた宮野さんのキャラの印象が強かったので、ずっと「変態の演技が秀逸」なイメージがあったんですが、今回性悪も加わりました。

PVには悪魔（尚）を天使（キョーコ）が突き落とすというシーンがありました。でもキョーコにとってはあまりにおいしすぎる展開だったため、うっかり本気で悪魔を絞め殺しそうになってしまいます。

ああいう相手を前にしてどうしても殺意がもれちゃうのは無理ないとも思うんですが、設定上天使が悪魔になってしまうのは悪魔を殺してからなので、悪魔を殺す前に悪魔になっちゃってるキョーコはなかなかOKがでません。

当然撮影は進まないので、調子づいた尚は更にキョーコ（と視聴者）をイラつかせる暴言を吐きやがります。尚に対する憎悪をコントロールしなくてはいけないキョーコに同情しました。

今回も美森ちゃんはひたすらかわいかったです。尚とキョーコの年季の入ったやりとりに嫉妬したり、キョーコにつられて笑顔になっちゃったり、キョーコを気にしてる尚に相手にされなかったりと、不憫さも涙を誘います。

でも普通「捨てられた」って聞けば付き合ってたんだと思いますよね。ただ尚のキョーコに対する独占欲は、キョーコがあんなに美人に変身したから言えることなんじゃないのかとも思うんですけどね。