キャシャーン Sins 第23話
2009.03.19 *Thu
生の咆哮。
今回も悲しい話でしたが、それでもすごく救いのあった話でした。キャシャーンと同じ時に生まれたのに敵対してきたディオとレダが、初めてキャシャーンの仲間としての顔を見せてくれたように思います。
今回も悲しい話でしたが、それでもすごく救いのあった話でした。キャシャーンと同じ時に生まれたのに敵対してきたディオとレダが、初めてキャシャーンの仲間としての顔を見せてくれたように思います。
キャシャーンとディオの戦闘は相変わらず凄まじかった。ディオは滅びがかなり進行して身体はボロボロだったはずなのに、全くそのことを感じさせずに生命力にあふれた戦闘を見せました。
キャシャーンがディオの強い希望に付き合うような形で始まったこの戦闘は、キャシャーンにとっても意味のある戦闘になりました。戦うことが生きることと直結するという、キャシャーンにとっては理解するのが難しそうな感情をつかんだ意味は大きい。
この戦いはディオがキャシャーンに渾身の一発をくらわせたことで終わりましたが、キャシャーンに入ったはずのパンチの衝撃でディオの腕は砕けてしまいました。けどその表情はとても晴れ晴れとしたものだったように思えます。
キャシャーンがディオと正面から向かい合って戦えたこと。本来の動きはできなかっただろうディオが、とても満足そうに勝利を噛みしめていた姿は印象的でした。妥協でも負け惜しみでもなく、遠い存在だったキャシャーンに1発入れられた意味はそれだけ大きかったんでしょうね。
目的を果たしたディオは、キャシャーンにレダを助けてほしいと言い残して姿を消しました。戦闘の中で命を散らすのではなく、あえてキャシャーンの視界の外で眠ろうとするところもディオらしいですね。
ディオはディオなりにちゃんとレダのことを想っていました。その感情は同士に対する想いに近いのかなと思いましたが、キャシャーンのことだけでいっぱいじゃなくて、レダに対する愛情のようなものがあったんならすごく嬉しい気がします。
そのレダはルナの血をとりこみすぎて異形の形になってしまい、ルナはレダをまるでゴミのように捨てていき、レダは美しくなくなってしまったことへの怒りや悲しみに染まっていました。
そんなレダのそばにいたのがリンゴ。レダはリンゴを殺そうとしたんですが、幼いリンゴの姿を見て殺すことができません。自分のことを気遣うリンゴを見つめ続けて、結局リンゴに何もせずに去っていきました。
ここはすごく悲しかった・・・。新しい命を宿そうと希望に満ち溢れていたのに、その夢を失ってしまったレダ。そんなレダが幼い純粋さと優しさで自分に接してくるリンゴを見てなにを思ったのか、痛々しいほど伝わってきました。
もっと早くレダとリンゴが出会ってたら、レダはこうなる前に自分の気持ちを見つめることができたのかもしれないですね。それにこんなこと言ったら悪いかもしれないですが、異形の身になってからのレダは綺麗でした。表情がかなり人間的で素直に綺麗な人なんだな、なんて思ったし。
それだけにこの後の展開はとても辛い。ルナはレダに殺されそうになったときに身をかばうようなしぐさをしたんですよね。そのしぐさは小さくて幼いもののイメージを思い起こさせました。
ルナがレダの子供に対する想いを知っていたのかは分からないけど、あまりにもレダの弱点を的確に突きすぎてて本気で殺意がわきました。
その後レダはディオの最後の言葉を聞き、傷ついた身体でディオの元へ向かいます。レダはルナに刺されたときでさえ血はでなかったのに、命を燃やしつくしたディオに寄り添ったときに血の涙のようなものをだしていました。
死の間際になって人間的なものを見せたことと、ディオに寄り添うレダもまたとても満ち足りた顔をしていたのには泣きました。こんなにレダに感情移入してたとは自分でもびっくりです。悲しいけど2人にとっては悪くない終わり方だったんでしょうね・・・。
キャシャーンがディオの強い希望に付き合うような形で始まったこの戦闘は、キャシャーンにとっても意味のある戦闘になりました。戦うことが生きることと直結するという、キャシャーンにとっては理解するのが難しそうな感情をつかんだ意味は大きい。
この戦いはディオがキャシャーンに渾身の一発をくらわせたことで終わりましたが、キャシャーンに入ったはずのパンチの衝撃でディオの腕は砕けてしまいました。けどその表情はとても晴れ晴れとしたものだったように思えます。
キャシャーンがディオと正面から向かい合って戦えたこと。本来の動きはできなかっただろうディオが、とても満足そうに勝利を噛みしめていた姿は印象的でした。妥協でも負け惜しみでもなく、遠い存在だったキャシャーンに1発入れられた意味はそれだけ大きかったんでしょうね。
目的を果たしたディオは、キャシャーンにレダを助けてほしいと言い残して姿を消しました。戦闘の中で命を散らすのではなく、あえてキャシャーンの視界の外で眠ろうとするところもディオらしいですね。
ディオはディオなりにちゃんとレダのことを想っていました。その感情は同士に対する想いに近いのかなと思いましたが、キャシャーンのことだけでいっぱいじゃなくて、レダに対する愛情のようなものがあったんならすごく嬉しい気がします。
そのレダはルナの血をとりこみすぎて異形の形になってしまい、ルナはレダをまるでゴミのように捨てていき、レダは美しくなくなってしまったことへの怒りや悲しみに染まっていました。
そんなレダのそばにいたのがリンゴ。レダはリンゴを殺そうとしたんですが、幼いリンゴの姿を見て殺すことができません。自分のことを気遣うリンゴを見つめ続けて、結局リンゴに何もせずに去っていきました。
ここはすごく悲しかった・・・。新しい命を宿そうと希望に満ち溢れていたのに、その夢を失ってしまったレダ。そんなレダが幼い純粋さと優しさで自分に接してくるリンゴを見てなにを思ったのか、痛々しいほど伝わってきました。
もっと早くレダとリンゴが出会ってたら、レダはこうなる前に自分の気持ちを見つめることができたのかもしれないですね。それにこんなこと言ったら悪いかもしれないですが、異形の身になってからのレダは綺麗でした。表情がかなり人間的で素直に綺麗な人なんだな、なんて思ったし。
それだけにこの後の展開はとても辛い。ルナはレダに殺されそうになったときに身をかばうようなしぐさをしたんですよね。そのしぐさは小さくて幼いもののイメージを思い起こさせました。
ルナがレダの子供に対する想いを知っていたのかは分からないけど、あまりにもレダの弱点を的確に突きすぎてて本気で殺意がわきました。
その後レダはディオの最後の言葉を聞き、傷ついた身体でディオの元へ向かいます。レダはルナに刺されたときでさえ血はでなかったのに、命を燃やしつくしたディオに寄り添ったときに血の涙のようなものをだしていました。
死の間際になって人間的なものを見せたことと、ディオに寄り添うレダもまたとても満ち足りた顔をしていたのには泣きました。こんなにレダに感情移入してたとは自分でもびっくりです。悲しいけど2人にとっては悪くない終わり方だったんでしょうね・・・。
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