やっぱりギルとレイヴンは同一人物だったんですね・・・。しかも１０年後だったとは！！レイヴンがギルなのはバレバレでしたが、さすがに１０年も時間が経ってたのは驚きでした。

それにギル声の敵はからかうように言っていたレイヴンの一途さも・・・。オズがアヴィスに連れて行かれたのはギルのせいではないんだけど、ギルの体を操ったことでオズはスムーズに（アリスの暴走はともかく）アヴィスに連れて行かれたことを思うと、すごく残酷な言葉ですよね・・・。

あと回想にあったけど、ギルとオズの出会いもいわくありげですね。突然現れたギルとか、ギルを連れてきたのがあのおじさんだとか、色々勘ぐりたくなります。マスターという言葉にこだわってたし、ギルもチェインだったとか？でもそうなると最後消えそうだからそうじゃないといいな・・・。

レイヴンがギル声の子に操られてオズを襲ってしまうのも辛いシーンでした。レイヴンは見た目が強そうだからもう少し抵抗もできそうなんだけど、中身があの事件から強くなろうとして自分も偽ってきたはずのギルだと思うと、またこうして操られるままにオズを襲ってしまってるのがとても切ない。

それにそんなレイヴンの殺意を受けとめようとするオズも悲しすぎました。オズを傷つけてしまったギルだけじゃなく、ギルを斬りつけてしまったオズだって、あの瞬間からとても重い罪悪感を背負ってたんですよね。１０年罪を抱え続けたギルも、風化する時間さえなかったオズも同じように。

オズの適応力が高く見えるのは物事に期待しすぎないようにするクセがついてるからで、レイヴンがギルだと確信してしまったとき、貴重な信頼できる相手だったギルを斬りつけてしまった自分を許せなかったから、オズはギルに殺されることを選んだのかなぁなんてことを妄想しました。

前回といい今回といい、この作品は結構シリアスな話なんですね。次回が激しく気になります。