心が大きな人は周りに与える影響力も大きくて、急にいなくなってしまうとものすごい喪失感なんですよね・・・。エサルがエリンを旅に誘ったのも、エリンのためだけではなかったんだろうなぁと思います。

若かりしエサルとジョウンの回想もあったけど、エサルさんは昔は美人だったんですね～・・・て失礼ですみません。ジョウンはエサルさんが言うほどかっこいいとは思えなかったんだけど、この頃のエサルさんはジョウンのことを好きだったからこそ、かっこよく見えてたのかな。

亡くなったことを実感できなくて、共通の知人と故人に出会う旅に出る。こういう気持ちってすごくよく分かる気がします。それにエリンの笑い声はうつろな感じだったのに、激しくしゃくりあげるような泣き方がすごくリアルで、その泣き声がずっしり胸に響きました。それに「雫」は万能BGMすぎる。

不意打ちでいなくなってしまった人のために、もっと出来ることがあったのにと悔やむのは、今更どうしようがないんだけど、どうしても考えちゃうことですよね。それにエリンとジョウンはもう家族だったんだし、ソヨンに続いてお父さんも亡くしてしまったエリンの境遇は過酷すぎます。

けどこういう辛い話の中にも、たまにほっとできた場面もありました。土産を渡すというこじつけな理由でエリンに会いにきたトムラ先輩とか、無理してるエリンを心配そうに見守るしかないトムラ先輩とか。

エリンのために王獣の木彫りを土産にえらんだのに、なにかの匂いを嗅ぎつけたリランに、即座に土産を粉砕されたのは笑ってしまいました。２人の留守中にリランの世話を任されたトムラ先輩は大丈夫なんでしょうか。がんばれトムラ先輩。