先輩は狙ってやってんのか素で鈍感なのか読めないんですが、恋するふみ、恋する京子、恋する２人を知るあーちゃんの心をかき乱しまくってます。でもこの先輩は確かに女子高にいたらアイドルだろうし、石松さんの声もとっても合ってるので、嫌いにはなれないんですよね。

ただ先輩は基本的に女の子全てに思わせぶりな態度をとるので、２人を見守るあーちゃんは色々と大変です。ふみの恋を応援したいと思ったのは本心だけど、その恋の影で傷ついていた人がいたことに気付くと、自分がすごく軽い存在に思えてきて、ちょっと自己嫌悪になりますよね・・・。

けど意外に先輩に引導渡すのはあーちゃんだったりするのかも。てふみが失恋するの前提で考えちゃってますが、先輩の初恋は先生だったんだろうし、やっぱり初恋の存在感は大きいと思います。

嵐が丘って私はガラスの仮面で読んだことがあるくらいなんですが、確かかなり激しい恋心を表現する劇ですよね。恋する女の子は頬が赤く染まるのがデフォなこのアニメで、恋をしてる表情を見せない先輩はどう演じるのか・・・てこれじゃ演劇ものになっちゃうか。

今回も画が良かったです。特に京子が泣き崩れる場面では、ここだけ動きがなめらかになって色調もセピア色になるのが、ふみを通して京子のフィルムを見てるようですごく雰囲気がありました。それにこのアニメは間の取り方もいいですよね。

あとOPもEDも良曲だし、劇中に流れてくるBGMも場面場面に合ってて涙腺を刺激します。思わぬところでボロッと泣きそうになってしまうので、１人でじっくり見れる環境で見ないと危ない。