前回の杉本先輩の告白に、やっぱりスッキリできなかったふみ。学校をサボって、演劇祭の振替で休みだったあーちゃんと外に遊びに出かけます。ふみとしては自分が休んだことで先輩がなにか言ってきてくれるんじゃないかと期待したところもあったんだけど、先輩は特になにも言ってきてくれなかったですね。

やっぱり惚れた方が弱いよなぁと思わずにはいられなかったけど、次の日先輩に会いにいったふみは、先輩の家にお呼ばれされることになりました。・・・ふみが予想外の行動をしたおしおきでしょうか？

先輩は４姉妹の末っ子で、家族全員がそれぞれとっても強烈。この人たちに囲まれて暮らしてきたのかと思うと、外でくらいは余裕ぶりたくなるのもわかります。それに先輩以外の皆さんは髪がロングだったのも、先輩が髪を短くしている理由でもあるのかな、と勝手に想像してしまいました。

先輩はこの方たちの前でふみと付き合ってるとカミングアウト。ふみに知らせないで勝手にこういうこと言っちゃうのも、ふみを喜ばせるためというより、自分はこういう人間なんだから認めてほしいとか、感心してほしいとか、驚いてほしいとか、そういうのがあったのかな。

けど衝撃的な告白をされてもなお杉本一家は杉本一家のまま。こんなことを突然言われてもたいして驚く様子もなく、ものすごいあっけらかんとしてました。先輩の求めてた反応とは多分違ったでしょうね。

中でも一番毒があったのはくりさん。先輩が前に先生のことを好きだったのを知ってる様子だったし、先輩が今でも先生のことを想ってるのも気付いてたみたいだし、先生の婚約者くさい次女の気持ちも読んでたし、怖ろしいほど勘がよろしいお姉さまでした。

そして見事に痛いところをつかれた先輩は、ふみに「このままでは付き合えない」と・・・。だましだましで付き合ってふみを傷つけるよりは、考え直そうという決断は誠意があるようにも見えるけど、ふみから見れば勝手ですよね。本当に好きな人だったら、他の人が好きでもそばにいたいんでないかなぁ。

前半は癒されるあーちゃんとの癒されるデート。後半は疑惑だらけの杉本先輩との恐怖の家庭訪問。このギャップが凄まじかっただけに、あーちゃんへの好感度はどんどん上がっていくわけです。でもあーちゃんとは友情をキープしてもらいたいなぁ・・・。