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青い花 第11話

2009.09.15 *Tue
白い花。

春、夏、秋、冬。あっという間に季節は過ぎ去っていったけど、それぞれ忘れられない出来事がありました。11話という短い時間の中で四季を感じさせてくれたこと、最後まで綺麗に終わらせてくれたことに感謝。
色々なことがあった夏が終わり、季節は急ぎ足で冬へと移っていきました。夏の熱気が冷めていく中で、これからの自分を考えたり、自分を見つめなおしたり、いまだにくすぶる痛みを受けいれていったり・・・。

杉本先輩はロンドンへ留学することになりました。文武両道を地で行く先輩は、なにをやらせても上手くこなせてしまう人。けど好きな人を忘れられない気持ちを紛らわせるために、自分に恋心をいだく女の子たちを利用するような、周りから見ればたちの悪いところもありました。

でも先生への想いを兄貴に話せたり、姉ともこういう話が出来てきたりして、先輩も変わりましたよね。それでも本人は留学という形で今の環境から距離を置かないと、自分は変えられないと思ったのかな。勝手な想像ではあるけど、こういう不器用な先輩は大好きです。今回は以前の転校のときとは違いますよね。

京子は先輩のお姉さんに画を教えてもらってるので、今は先輩の家に通ってるんですね。けど先輩に会いたくて画を口実にしてるとは思わなかったし、先輩との別れもメールという方法でした。忘れることは出来ないけど、追いかけるばかりではなく、精一杯自分を見つめ直してることが伝わってきます。がんばれ京子。

きっちり別れを告げた相手でも、好きだった人を前にすれば冷静ではいられません。一度別れた相手でも、気持ちを上手いこと切り替えられる人は、ほんとに普通に友達として付き合えるんですよね。ああいうの羨ましいなぁと思うけど、本人は本人で色々葛藤したりもするんでしょうね。

なんか話がそれましたが、別れたとき以来のふみと先輩の対面シーンは、お互い何か話すこともなく、ふみは軽く会釈するだけでした。でもお互い嫌いになって別れたわけではないし、付き合ってた頃よりも先輩を身近に感じたこともあるはず。恋人ではないからこそ、話せることもありますよね。

あれほど完璧だった先輩が、初恋の人の前では乙女になってしまったという意味。ふみがそのことを考えたとき、一番心配だったのは初恋の人として千津さんが出てくることだったけど、そこはあーちゃんだったので良かったです。つーか千津さんは相変わらず無神経さが輝いてました。

ふみは街中であーちゃんと康の2人を見かけてモヤモヤした気持ちになり、モヤモヤしたまま風呂に入って、モヤモヤとあれこれ考えます。ふみのメガネなし+ポニーテール最高!でも初恋の人があーちゃんみたいな子で、ふみは幸せですよね・・・。これが千津さんだったらと思うとry

けどそんなモヤモヤとは関係なく季節は深まっていき、気付けばクリスマスになっていました。ふみとあーちゃんと3人娘は、あーちゃんの家で小さなクリスマス会を開きます。しかしあーちゃんの家というと、クリスマスにも当然のように自宅待機なあの男もいるわけで。でも今回は締め出されてて笑った。

京子は康と2人で過ごすクリスマス。この2人は長いこと同じ時間を過ごしてきた空気がすごく出てて、いい雰囲気でしたね。先輩に対する激しい京子もいいけど、康といるときの落ち着いた京子の方が好きかな。ゆっくりと康の想いが報われるときが来れば、と願います。あとあーちゃんのプレゼント最高。

それにしてもクリスマスを有意義に過ごしてるあーちゃん達を見てると、こんなに健全なクリスマスを最後に過ごしたのは何世紀前かって私は胃がキリキリしてきます。しかも(勝手に)仲間だと思ってた兄貴まで、家族の前で手紙を渡すという、ガッツ溢れる女の子のおかげで勝ち組エンド。残念です。

このままEDロールが流れてきて、兄貴エンドで終わりかと絶望しかけたとき、ふみとあーちゃんは2人が出会った小学校へと向かいました。来年は廃校になってしまうこの小学校で、ふみはあーちゃんが初恋の人だったことを思い出し、あーちゃんは子供の頃から変わらない優しさでふみの手を握り締める。

私にとっては最高のラストシーンでした。ここから先の話を描こうとすると、多分あーちゃんも恋愛対象として描かれていきそうだし、個人的には一番いいところで終わってくれたと思います。なにより余韻がすごく残るラストってのがいい。雪の降る夜空も最高に綺麗でした。

NOISE枠が無くなるのはすごく残念ですね。作品を構成する要素の一つ一つにまとまりがあって、最後までそれが崩れなかったことに感動しました。最終回を後味よく見れたのは久々だったかも。ここまで本当にお疲れ様でした!そして今までありがとうNOISE枠!!
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