今回の話をなんとなく説明すると、ガチガチの閉鎖的な環境で育ったお嬢さんが、突然現れた野性的な男（しかも妻子持ち）を好きになっちゃって、男の方も子供を奪われて傷心だったので、２人は激しい恋に落ちました、みたいな感じです。まぁ恋に落ちた瞬間子作り始めちゃったわけですが。

私が説明するとこんなんなっちゃいますが、野生動物にとってはごくごく自然な行動ですよね。でも実際の野生動物の交尾シーンなんかは見てても平気なのに、こういう物語のアニメの中で見ると、なんだかとっても衝撃的な感じです。今回の話を親子で見てたとして、子供に説明を求められたら困るだろうな・・・。

リランが発情して毛の色がピンクになっていくのを見たとき、なぜかどうしようもない悲しみに襲われました。お嬢さんがああいう野性風味な男にキュンとくるのはすごくよく分かるけど、視聴者が妻子持ちの中年に娘を奪われた気持ちになるってのはどういうことなんでしょうか。おのれエク・・・。

人間があれこれ悩んでる上空で、悠々と子作りを始める王獣～（※意訳）というナレーションには吹いてしまいましたが、そういう人間の葛藤なんかの話もあったので、そちらにも一応触れときます。

エリンに絶大の信頼を寄せているエサル先生は、エリンにお願いする内容の規模が大きくなってきました。リラン以外の王獣までエリンの指示を聞くようになったら、それはもう王獣規範とか吹っ飛ばす大問題なわけで。エリンに言われて気付いてくれたけど、もう後戻りできないところまで来てますよね・・・。

ただエサル先生に話すという形で、エリンの霧の民の掟についての考えを聞けたのは良かったです。まるでエリンの心には届かなかったのかと思ってたけど、やっぱり気にはなってるのか。しかしエリンの言葉は正論すぎて怖いですね・・・。エサル先生が沈黙した気持ちも分かります。

でもエクって前回のケガした王獣ではないんですよね？なんか前回の件がなかったことのようになってて、最初ちょっと戸惑いました。キリクとかいかにも何かやらかしそうだったのに、特に変化もなかったし。つーかヌックとモックのイライラ演出だけは好きになれないなぁ・・・。