戦う司書 The Book of Bantorra 第8話
2009.11.27 *Fri
打ち破れ!!
もう今回で最終話でいいじゃないかと思ったくらい、なんとも爽快感のある話でした。ここまで高クオリティを保ってきた作画はちょっと疲れてたけど、動きは相変わらずいいし、これくらいなら全然問題なしです。
もう今回で最終話でいいじゃないかと思ったくらい、なんとも爽快感のある話でした。ここまで高クオリティを保ってきた作画はちょっと疲れてたけど、動きは相変わらずいいし、これくらいなら全然問題なしです。
まずは整理。エンリケと(ザトウさんこと)佐藤さんは別物なんだけど、佐藤さんは「本食い」という本の持ち主の能力ごと取り込めてしまえる人だったので、エンリケもその犠牲になったんですね。火を吐く少年と水を使う少年も吸収済みだったので、エンリケ達はこのために孤島に集められたのは間違いなさそう。
エンリケと少年達は同じ「肉」として扱われてきた人間でした。そしてクモラはあの金髪の人が助けた女の子。けどためらいなく仲間を殺せるエンリケは、同じ境遇の少年達にとっても異質だったんでしょうね。あとこの少年達はみんなクモラを大事に想ってるって共通点もあるのかな。
・・・けどここはやっぱり言っておきたい。ただでさえ隔離された男だらけの環境に、メイド服とおさげ姿のかわいい女の子、しかも語尾に「なのです」とか付けちゃう女の子がいたら惚れないわけがなかろうが!
とにかくクモラはみんなが守りたい存在であり、クモラもみんなを守りたいという願いを持っていました。エンリケもクモラも、金髪の人に自分の願いを気付かされた者同士だったことがここで分かります。
一方のエンリケは、クモラの涙を見て迷いが生まれるようになっていました。前ほど無心で人を殺せないし、殺すことが楽しいと教えられてここまで来たのに、殺すことが楽しくないし、クモラがどうして笑ってくれなかったのかも分からない。こういう人間らしさが出たら無情な殺人兵器にはなれません。
そしてクモラと少年達が島からの逃走を図った日、エンリケにも最後の時が迫ります・・・。自分が殺そうとしたエンリケも、自分と同じ人間だと気付いたクモラ。クモラにエンリケの殺害を指示しながら、そのクモラの言葉を聞いてエンリケを許そうとした少年。誰もが自分の叶えたい願いを持っていました。
でも逃走中に監視役に見つかってしまった少年達は全員殺されてしまい、エンリケが監視役を倒したとき、みんなを助けたいのに結局誰の命も救えなかったクモラは、その現実に耐えられなくなっていました。
その姿を見たエンリケは、崖っぷちに立つクモラの背中を押してあげるように、クモラがしてほしいと思っている願いを叶えるように、とうとうクモラの顔を見ないまま、自分の雷撃で海へと飛ばしたのでした・・・。
その後エンリケは佐藤さんに殺され、佐藤さんの中に取り込まれます。けどそもそも能力が高いエンリケが佐藤さんを圧倒し、乗っとり返すことに成功したとき、出会ったのがノロティでした。また支配は奪われたけど、ノロティと仲間達の想いが、再びエンリケに力を与えてくれました。
・・・うん、ここで終わったらほとんどハッピーエンド。でもそうは行かせてくれないのが代行です。エンリケは死んでることは変わらないし、じいさんにもおしおきしなきゃいけないし、そもそも代行は強い男と戦いたいらしい。ヴォルケンが代行に反発する気持ちがよく分かったラストシーンでした。
エンリケと少年達は同じ「肉」として扱われてきた人間でした。そしてクモラはあの金髪の人が助けた女の子。けどためらいなく仲間を殺せるエンリケは、同じ境遇の少年達にとっても異質だったんでしょうね。あとこの少年達はみんなクモラを大事に想ってるって共通点もあるのかな。
・・・けどここはやっぱり言っておきたい。ただでさえ隔離された男だらけの環境に、メイド服とおさげ姿のかわいい女の子、しかも語尾に「なのです」とか付けちゃう女の子がいたら惚れないわけがなかろうが!
とにかくクモラはみんなが守りたい存在であり、クモラもみんなを守りたいという願いを持っていました。エンリケもクモラも、金髪の人に自分の願いを気付かされた者同士だったことがここで分かります。
一方のエンリケは、クモラの涙を見て迷いが生まれるようになっていました。前ほど無心で人を殺せないし、殺すことが楽しいと教えられてここまで来たのに、殺すことが楽しくないし、クモラがどうして笑ってくれなかったのかも分からない。こういう人間らしさが出たら無情な殺人兵器にはなれません。
そしてクモラと少年達が島からの逃走を図った日、エンリケにも最後の時が迫ります・・・。自分が殺そうとしたエンリケも、自分と同じ人間だと気付いたクモラ。クモラにエンリケの殺害を指示しながら、そのクモラの言葉を聞いてエンリケを許そうとした少年。誰もが自分の叶えたい願いを持っていました。
でも逃走中に監視役に見つかってしまった少年達は全員殺されてしまい、エンリケが監視役を倒したとき、みんなを助けたいのに結局誰の命も救えなかったクモラは、その現実に耐えられなくなっていました。
その姿を見たエンリケは、崖っぷちに立つクモラの背中を押してあげるように、クモラがしてほしいと思っている願いを叶えるように、とうとうクモラの顔を見ないまま、自分の雷撃で海へと飛ばしたのでした・・・。
その後エンリケは佐藤さんに殺され、佐藤さんの中に取り込まれます。けどそもそも能力が高いエンリケが佐藤さんを圧倒し、乗っとり返すことに成功したとき、出会ったのがノロティでした。また支配は奪われたけど、ノロティと仲間達の想いが、再びエンリケに力を与えてくれました。
・・・うん、ここで終わったらほとんどハッピーエンド。でもそうは行かせてくれないのが代行です。エンリケは死んでることは変わらないし、じいさんにもおしおきしなきゃいけないし、そもそも代行は強い男と戦いたいらしい。ヴォルケンが代行に反発する気持ちがよく分かったラストシーンでした。
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